大雨の中でもクラシックポルシェで走り回るエンスージアストたち

カリフォルニアで活動するR Gruppeのメンバーは、ポルシェへ特別な情熱を20年以上抱いている。天気や他人の言葉などが、彼らをひるませることなどは決してないのだ。

ポルシェに限らず、クラシックモデルを持っていると天気が懸念事項に入りがちだが、このグループでは雨だろうと全く関係ない。カリフォルニアは一般的に晴ればかりのイメージだが、彼らが拠点としているサンフランシスコベイエリアはロンドンよりも激しい雨が降ると言われている。コンバーチブルトップ?いつも開けたまま。天気予報など、このグループでは誰も必要としていない。ローカルの人々は、毎年冬になると車を安全なところへ移動させるのが暗黙の了解だ。雨がふりしきる天気の中をドライブさせている人は"頭がおかしい"とすら思われる。しかし、R Gruppeはそのおかしな人の集まりなのであった。

 

最初のメンバーは、誰も本人にそのことを伝えられることができない人物。なぜならばその正体は、情熱、才能に溢れたスティーヴ・マックイーンだからだ。彼らはマックイーンをグループのアイコン、そしてひとりめのメンバーとして崇拝している。普通のポルシェ好きたちでは持っていないほどの野生心を持っていることが彼らに必要なものなのである。R Gruppeでは、ドイツのオマージュを込めて"Group"という名称を使っておらず、あくまでもミーティングではなく本当にドライブを楽しむための仲間たちだと主張する。そんな仲間に参加できるのは1973年までのポルシェのみ。彼らのモットーは、「スポーツカーが何のために生まれたのか忘れるな。スポーティな走りをするためだ」だという。 

愛車のポルシェと友人関係のようなメンバーが多く、例えば1960年 356に乗っているジェフは自身の車を"イノシシ"と呼んでいる。"醜い車だろ!"などと冗談を飛ばしながらも、いつだって356を愛してドライブをしているのだ。彼は、雨が降るとドライブに出ない人に対して、"なぜなのか全く分からない"とすら話す。

彼らは少年たちのように笑いながら今日もドライブに出る。お遊びのドライブではなく、全力のドライブだ。曲がりくねった道でアクセルを踏み込み、フラットシックスのサウンドを堪能する。ポルシェはいつでも、車を愛する人々を楽しませてくれる存在だ。
 

Words: Porsche Newsroom 訳:オクタン日本版編集部

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