ポルシェはノーマルまたは+αが正解?経験から学んだポルシェ911のベストな状態

Go!Carrera! 2019/12/11

ポルシェはノーマルまたは+αが正解であろう。いきなり強めで、極めて個人的な意見だが、私自身はそう思っている。といっても、この考えに行き着くには、かなり無駄遣いもした。もちろん、「そんなことわかってるよ!当たりまえだ!」という911オーナーもいるだろう。

だからといって改造車、チューニングカーがダメということではない。ここでいう、ノーマルまたは+αが一番とは、私のような使い方、スタイルの場合だ。一台のみ所有が可能で、通勤は電車。週末出かける時の足、ツーリング、時々山の方に行ったり、サーキットに行ってみたりなんて使い方である。趣味車と位置付けられている、空冷911のオーナーの中では珍しいかもしれない。使用用途がサーキットのみであるならば、そこに特化した仕様にすればよく、その先は人それぞれ。現在、私が乗っている1989年 911カレラの仕様をざっと書き出してみる。

・エンジン ミッション ボディ ノーマル
・コンピュータは、所謂クラブスポーツROMと呼ばれているもの

・足廻りは、ノーマルアームに、ノーマル同等品ブッシュ打ち替え

・トーションバー ノーマル

・ダンパーはビルシュタイン 


・クラブスポーツブレーキ 
・ノーマルキャリパー 
・パッド フェロード DS2500
・ホイール 純正フックス F 7J R 8J
・タイヤはミシュラン パイロットエグザルト PE2 ポルシェ認証タイヤ


あとは好みで、運転席レカロ、SPGステアリング ナルディ クラシック Φ360という感じ。基本はノーマルである。
  

変わっているのは、ダンパー、コンピュータ、ブレーキパッド、あとは身体に触れる部分くらい。これだけでも、サーキットを気持ちよく走れるし、峠でもおもしろく走ることができる。エンジン、機関系がノーマルだと、パワーが物足りない気もするが、壊れにくいという安心感を優先してのこと。確かに、964カレラ2の3.6リッターくらいのパワーは欲しいが、フィーリングは3.2リッターの方が好み。耐久王のポルシェですから、一発の速さより、無事に家に帰るを目標としているのだ。

上記の仕様+αで、維持管理ということで、タペット調整であったり、エアフロ調整であったり、アライメント調整など、いろいろな調整、消耗品の交換を行い、新車当時に出来る限り近づけていくこともしている。また、快適装備としてクーラー修理も行っている。(こちらは今度じっくり)

この2年間、3万km以上の走行で不動になったのは一回のみ。以前の記事でも記した、Gシリーズあるあるのクラッチ板ゴム分裂が原因だった時だけ。これは、ゴムが介在しないクラッチ板に交換し、そのついでにエンジンミッションを下ろして、クランクシールなどの交換、オイル漏れ対策したことも記した通り。

と、2年間で、いろいろ手を加えていき心配事も減ってきた。もちろんベースとなるクルマは何十年も前の中古車であるがゆえ、当たり外れもあるだろう。

しかし、経験からいうと基本ノーマル、または+αのクルマをみつけ、良い主治医に出会い、定期的に手を入れていくことによって普通の足としても使える、趣味車になるのである。

これから空冷を、と思っている方、老若男女問わずぜひおすすめしたい。

 
 

文・写真:Go ! Carrera !

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