ポルシェの「原点」となったモデル タイプ64はミュージアムにも

美しさ、躍動感、スピード。ポルシェの創業者であるフェルディナンド・ポルシェは、クルマが持つすべての要素に対して情熱を持ち、虜となった。ベルリン-ローマ長距離レースのために造られたこのユニークなスポーツカーは「タイプ 64」というモデル名しか与えられていなかったが、「最初のポルシェ」であり、これに続くすべてのポルシェの「原点」となったモデルといえる。

流線形のアルミニウム製ボディをまとったタイプ 64 のコンセプトは当時のトレンドセッターとなった。これは、タイプ64以降のポルシェの全スポーツカーに当てはまる特徴でもある。デザインとエアロダイナミクスにおいて、はるかに時代を先取りしていたタイプ 64 は、モータースポーツに参戦できる戦闘力とプロダクションカーとしての資質を兼ね備えた理想的なグランドツーリングカーであったのだ。

公道におけるタイプ64の最高速度は130km/hに達し、しばしばこの車を運転したフェルディナンド・ポルシェが非常に満足したことからこのモデルは「ポルシェ64」 とも呼ばれていたそうだ。

タイプ64は、ポルシェの歴史を象徴する1台として、ポルシェミュージアムにも展示されているが、2019年8月にはオークションにも登場。最古のポルシェとして世界中で大きな話題を呼んだが、落札されずに終了し現在も売り出し中だ。この先どのような人が手にいれるのであろうか。

クラシックポルシェ編集部

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