銀世界で走るポルシェ!45年ぶりにアイスレースが復活

1928年に冬季オリンピックが開催されたことで知られるスノーリゾート地のサンモリッツ。この地で誕生した"スキージョーリング"というウィンタースポーツは、人が乗っていない馬に引っ張られてスキーをするところからはじまり、その10年後にはバイクなどに引っ張られながらスキーをするという、モータースポーツと関わりを持つものになった。

タイヤのラバーとスパイクが雪上に跡を付け、冷えて澄んだ空気がエンジンの熱とガソリンの匂いで満たされる。スキーをすることが競技の目的であるが、凍ったトラックの上を駆け抜けるのはドライバーにとっても貴重な経験となる。



1937年よりモーターサイクルでのスキージョーリングが開催され、クルマの参加が許可されたのは1953年のこと。1956年にモーターサイクルと車を用いてのレースが国際的に開かれ、5000 人もの見物客が1957年のアイスレースに訪れた。同年、参加したレーシングドライバーのオットー・マテが102.3km/hというラップレコードを記録した。

翌年からは、激しい降雪により何度か中止となっている。1964 年には、チューニング界のレジェンド、オットー・ランテンハンマーが109.7km/hで記録を更新。1973年、ボリエ・ソウブラムが平均114.28km/hの速さでレースを支配した。オイルショックなどがありながらも1974年は実施予定だったが、準備途中で事故が起き中止となった。当初は短期間の中止予定だったが、2019年まで復活することはなかった。



GREGER PORSCHE CLASSIC CARS GMBHが立ち上がり、ほとんど忘れ去られていたこの伝説のレースを"GP Ice Race"として復活させたのだ。黎明期、雪上でレースを繰り広げていた550スパイダーも再び参戦し、大いなる盛り上がりを見せたのだった。

クラシックポルシェ編集部

RECOMMENDED

RELATED

RANKING