完璧なサスペンション・セットアップを求める911、912、914のオーナーへ

911の足元から異音がする。ステアリングの振動やサスペンションのぐらつきを感じる。あるいは乗り心地が全般的に悪い…。そんなときは、フロントのコントロールアームのブッシュやボールジョイントを交換する時期がきているかもしれない。これらは摩耗が避けられない消耗品であり、新品に交換すると劇的な変化が実感できる。ただし、適切な道具がないと交換作業はかなり難しい。
 
その難しい部分を代わりにやってくれるのが、アメリカのレンライン社だ。新しいコントロールアームに、厳選したブッシュとボールジョバー調整式ボールジョイントを検討してもいいだろう。特に、サーキット走行のために完璧なサスペンション・セットアップを求める911、912、914のオーナーに最適だ。キャンバー調整式ボールジョイントを装着すると、ストラットの下部がボディから離れるので、ストラット上部のキャンバー調整幅が狭いという問題を解決できる。

アッパーマウントの位置はそのままでも、ボールジョイントだけでキャンバーが最大− 0.75 °、トレッドが0.5インチ広がり、フロントエンドのスタンスと安定性が一気に向上する。公道用とサーキット用のいずれのサスペンションにも完璧だが、イントを装着し、キットとして販売しているのである。真新しいコントロールアームは、かつてのファクトリー製と同じ黒のパウダーコート塗装となっている。
 
レンラインのコントロールアーム・キットには2種類のブッシュが用意されている。標準タイプを選べば、ファクトリーから届いた頃のオリジナルの感触が甦る。もうひとつのHDブッシュは、少々硬めで柔軟性は落ちる。しかし、ポリブロンズ・ブッシュのような犠牲を払わずに最高のパフォーマンスを求めるなら、こちらがお勧めだ。レースで使ったり、標準より車高を下げたりしているなら、キャン特にアライメント調整を極めたい人にとっては不可欠のアイテムだろう。
 
オプションを選択したら、レンラインがコントロールアームを組んで1~3日で発送してくれるので、到着後はスムーズに装着できる。交換に古いパーツを送付する必要もない。注意が必要なのは、これが初期のアンチロールバー・ブラケットを利用する点だ。そのため、アンチロールバーが初期のOEM品でもタレット社製でもボディを貫通するタイプなら装着可能だが、それ以降のアンダーボディに装着するタイプの場合は使えない。2個セットで約500ドル。

原文翻訳:木下 恵 Translation:Megumi KINOSHITA

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