2019年 クラポルパ人気投票 1位に輝いたポルシェ356を紹介!

飾るのは、2019年のクラポルパにおけるクラシックポルシェ・コンテストで、最多投票数を集めたポルシェ356スピードスターである。 

クラポルパのコンテストは参加者(オーナーやファミリー)同士でお互いのクルマをじっくりと見て、「このクルマこそ、(いろいろな意味で)1番!」と思ったクルマに一票を投じる形式だ。クラポルパのモットーは「すべての参加車両が主役」である。そのため参加者には、普段見慣れないクルマや、まったく世代の異なるクルマにも興味をもっていただき、コミュニケーションを取りながらポルシェの奥深さを感じてほしいとお願いした。
 
コンテスト上位3台は、予想通り356の独占となった。ただし、ベスト・オブ・水冷やベスト・オブ・4ドア。また914やボクスター/ケイマンの中でのベストも選出するなど、参加いただいた人々に様々な角度からポルシェの面白さを知ってもらうこともできた。
 
300台超の中からの1位ということで、師走のお忙しいなか、オーナーに無理を言ってご協力をいただき、クラシックポルシェ編集部は表紙の撮影をやっぱり356は強い! させていただくことにした。


 
ご存じの方が多いと思うが、このオーナーは第1回日本GPに参戦した1958年ポルシェ356クーペもお持ちである。ガレージにはこの2台のほかポルシェ・カイエンも所有されている。カイエンにはヒッチメンバーが取り付けられており、奥様と一緒に移動するときはブライアンジェームスのトレーラーに356を載せて快適なドライブも楽しまれている。
 
今回優勝したスピードスターは、もともと知人が所有されていたとのこと。フロントウインドウや幌は外されて、いわゆるレーシング仕様になっていた。ただやはり家族を乗せることも考えて、幌やガラスのフロントウインドウを装着。すでに9年ほど所有されているが実に快適な356に仕上がっているとのことだ。2019年のクラポル当日、オーナーはオーバーズボンを履いて約250km離れた富士スピードウェイに、自走で早朝に到着されていた。


 
このスピードスターの大きな魅力はリア周りにある。エンジンルームの中には911 用のメンバーが備わり、リアサスペンションの取り付けも911同様に改造が施してある。その効果は目覚ましく、とても60年以上のオープンカーとは思えないほど、しっかりとしたスタビリティが確保されているという。
 
ガレージの中は、まさに大人のための最高の遊び場であった。「この2台があればもう他に何もいりませんね」とたずねると、オーナーはにっこりと「そうだね」とこたえてくれた。

文:クラシックポルシェ編集部 写真:芳賀元昌 Words:ClassicPORSCHE Photography:Gensho HAGA

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