ポルシェ好きなら一度は訪れたい、晴れの国の桃源郷

日本を代表するレストア工房と言っても過言ではない、国内屈指のスケールとクオリティを誇る岡山の名匠オールボーイ

「オールドボーイ・ビレッジ」と呼ばれる湖畔を取り囲むように、ショールーム兼レストア工房をはじめ、ストックヤード、カフェ、食事処まで建ち並び、車好きなら1日たっぷり楽しめる場所となっている。展示販売されている名車達を眺めるも良し、工場で再生工程を見学するも良し、いずれにせよ時間を忘れて見入ってしまうことだろう。

とくに空冷ポルシェのレストレーションに熱心なオールドボーイは、クラシックポルシェだけに特化したレストア工房を構えている。その建物内にはレストアを待つ空冷ポルシェが整然とピットに並び、入手困難な部品の数々、この上なく美しく組み上げられたフラットシックスユニットやミッションケースなどを収蔵。そこにある1台1台ひとつひとつが、いかに価値の高いものかは、多少なりともポルシェを知る者が見れば明らかだ。ほとんどが希少なナローモデル、なかにはRSやRSRのエンジン&ミッションを搭載した貴重な個体も存在する。

数々のレストア車両を販売するオールドボーイの在庫で、今回は気になる1台をピックアップして試乗してみた。ベース車両は77年式911カレラ3.0。ナローの曲線を引き継ぐボディラインにKジェトロの扱いやすいエンジンを積んだそれを、ファイバーパネルとアクリルガラス、バケットシートなどで350kg以上も削ぎ落とされた73カレラRSルックは、軽量化こそが最大のチューニングであることを教えてくれる。ノーマルのエンジンが嘘のように軽く感じられ、しなやかに動く足回りと、ダイレクト感のあるハンドリングで、本物の73カレラRSをも凌ぐドライビングプレジャーが全身を包む。

オールドボーイの考えるレストアは、単なる復元ではなく、時代にマッチした再生をおこなうということ。車両をじっくり観察し、素性を知り、分解し、コンディションを知り尽くしたうえで修復作業に挑む。必ずしもオリジナルにはこだわらず、1台ずつ今現在に最適な姿を追い求めるスタイルは、相応の知識や経験のほか、設備や道具も必要となる。こうしたファクターをすべて備え、現実化されている桃源郷。それが、オールドボーイなのだ。

文、写真:ノワーク Words and Photography : NOWORK c.p.d.

日本を代表するレストア工房と言っても過言ではない、国内屈指のスケールとクオリティを誇る岡山の名匠オールボーイ

有限会社 オールドボーイ

住所:〒709-117 岡山県岡山市北区御津野々口212-1

TEL:086724175  / MAIL : shop11@example.com

営業時間 : 8:00 ~18:00 / 定休日:なし

公式サイト:http://www.oldboy-village.com/oldboy/index2.html

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