ポルシェの強さを証明したターボチャージャーと軽量化

1974 年、ポルシェは2.1リッターエンジンを搭載した911 カレラ RSR ターボをル・マン24時間へ導入した。

この結果は2位だったが、1位を獲得したのはF1用 3リッター 12気筒エンジンを搭載したマトラ MS670、そして3位はもう1台のマトラだった。つまり、ポルシェは12気筒を打ち負かしたのである。4位は、純粋なスポーツプロトタイプのガルフ フォード GR7である。レギュレーションはターボエンジンのサイズを 2142cm3に限定するというハンディキャップを課した。その結果として、911RSR ターボは小さいエンジン容量で勝負に挑まざるをえなかったのだ。

さらに、1977年、ポルシェは935/2.0で1.4リッターエンジンでも勝利を勝ち取ることができるということを証明した。軽量のアルミニウムプレートのおかげで車輌重量は驚異の710kgを実現し、車輌重量の最低限をクリアするために鉛の重石を載せなければならないほどだったという。1.4リッターまで縮小されたコンパクトな6気筒エンジンがこのレーシングカー “ベイビー” を駆動させた。380psもの堂々たるパワーが生み出されたのは、ターボチャージャーのおかげだったのである。



ホッケンハイムリングでの第2スタートではジャッキー・イクスがライバルに1分近い差をつけて見事な勝利を収めている。“ベイビー” はポルシェ935が全てのクラスで勝ち抜ける1台であるという事実を示した。その後は “勝利を飾った 1 台” として、ポルシェ博物館の一角へ展示されている。

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